セルローズファイバー 断熱材とは?
セルローズファイバー断熱材は、回収された新聞等の古紙を主原料に薬品処理により難燃・はっ水・防かび性能等を付加した多機能な綿状の天然木質繊維系断熱材です。
天然の木質繊維の絡み合いが空気の層をつくることはもちろん、1本1本の繊維の中にも自然の空気胞が存在し、より一層熱や音を伝えにくくします。 さらに木質繊維特有の吸放湿性で、適度な湿度を保ち自然の恵みが私たちに快適な暮らしをもたらします。
また、フロンガスやホルムアルデヒドを発散する添加剤は使わないので、地球環境や室内環境に優しく、住まう人にとって安心・安全な断熱材です。
セルローズファイバーの製造工程
セルローズファイバー 断熱材の種類と用途
住宅用断熱材
JIS A 9523(吹込み用繊維質断熱材)に適合するセルローズファイバー断熱材として、主に戸建住宅に使われます。住宅の天井裏や壁の中などに吹込み工法で充填します。
非住宅用断熱材・吸音材
接着剤と併用して施工する吹付け工法用のセルローズファイバー断熱材があります。金属折板屋根などに吹付けることで、表面結露の防止や音の反響を抑える吸音材となります。
産業資材の添加剤
建築材料などの割れ防止のために添加剤として使われます。押出セメント系外装材や、道路用のアスファルト舗装材などに混和します。